nowayのブログ

人間関係はミニマリストなnowayな私が省エネに生きる様を面白くお伝えできたらと思って書いていきます。

文科系リーマンが体育会系に夢見る理想

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学生時代は苦手だった体育会系。

先輩と無用に接することが嫌で何となく文科系だった私。

しかし、社会人になって体育会系にもいろんな人がいるのねと気づく。

いろんなタイプの人間がいるように体育会系にもいろいろいる。

中には「あ、これが体育会系の理想像なのかも」と思える会社の先輩にも出会うこともあった。

ということで、文科系の私が想像する体育会系の理想的関係性とは、

・完全な縦社会であるが双方の理解の上に成り立つ

・先輩は絶対であり後輩は従う

・先輩は後輩の教育指導のために厳しくある

・先輩は後輩の教育指導のために己も律する

・後輩は先輩を敬い信頼をもって従う

・後輩は尊敬する先輩に認められるため己を律する

というような相互がいい感じに作用しあう関係だったんじゃないのかと。

私の会社のとある先輩が、上に書いたような思考で生きているような人であった。

入社当時、私は「だるいなあ」、と思っていたのだが、段々と印象が変わっていった。

挨拶、返事、話し方、メール文面、食事の作法、食べ終わるタイミング、酒の注ぎ方、車の運転の仕方、数えればきりがないが、まあいつもうるさく指導してくださったが、根気良かったし、徹底していた。厳しかった。

文科系の先輩ならば、ある程度までは厳しくするだろうが、途中から「出来る範囲でいいからね」と手綱を緩める発言をしたに違いない。

しかし体育会系は肉体と精神を鍛錬する部活であるから、筋トレと同じく追い込んで追い込んで鍛えぬく思考プロセスよろしく、途中で緩めるなんてない。

これが文科系とのギャップであり、学生時代の自堕落な私が苦手としてた人間関係であった。だが、社会に出てしまえば逃げられない。よってそんな先輩に当たってしまったならば、覚悟を決め教えを乞うか、辞めるかであろう。私は覚悟を決めたのだ。なぜなら就職難の時代だったし就活なんてもうしたくなかったからだ。

で、結果的には慣れた(笑)

さて、こういう先輩もいるのだが、あくまで少数派だ。

体育会の縦社会を利用して、先輩らしさを発揮せず、後輩らしさのみを要求するような嫌なタイプの体育会系のほうが圧倒的に多い。

威張りたいだけ威張り、後輩の面倒は見ない、自主性と気づきを育てるという名目で放置、結果が出ない場合は後輩の努力不足、上司の前だけでは面倒を見るそぶり、酒の席では下品な振る舞い。しかし自分自身では尊敬されていると盲目的に信じており、後輩にそれを要求する。おいおい、と思うことたびたび。

しかしまあ、易きに流れやすいのは人の常だと思う。私自身がそうして生きてきた文科系であり、意識低いと思っているサラリーマンだ。

しかし、今や私は、積極に体育会系の良い面を取り入れる、文化系ハイブリッド体育会。

文科系のソフトさは維持しつつ、体育会の厳しさも体現する理想の先輩。ビールのラベルの向きまで徹底する厳しさは無いが、かばんとベルトと靴の色くらいは指摘できるそんな先輩である。前髪をいじりながら。