nowayのブログ

人間関係はミニマリストなnowayな私が省エネに生きる様を面白くお伝えできたらと思って書いていきます。

back numberが良い 別れた女を未練がましく歌い上げるアルバム「スーパースター」が良い

GWは暇を持て余していた私。TSUTAYAでCDレンタルを行う。

昭和な私はCDをSonyのxアプリで取り込んでウォークマンで聞くのだ。

さて「スーパースター」である。

メジャー第1弾として販売されたとTSUTAYA店内POPに書かれていた。

名前だけ聞いたことがあり、タイアップも多かったバンドという印象。

しかしちゃんと聞いたことはなかったが何か惹かれるものがあり、

他のアルバムも合わせて借りてみることにした。

(10枚借りると安いのだ。数合わせともいう)

一般的に男は未練がましいと言われている(というか女もそうだと思うけど)

男はフォルダ毎に保存し、女は上書き保存と例えられるのを聞いたこともある。

back numberはフォルダ保存だね。対象は何人いるかわからないけどさ。

 

 

1曲目の「はなびら」
www.youtube.com

このPVみたいな女のことを歌っているなら仕方ない、という冗談はおいておいて、

1曲目から失恋相手を思う歌である。そんな歌はたくさんあるが歌詞が良い。

「歩道橋の上にも横断歩道の向こうにも駐車場の緑のフェンスの前にも

いたる所で君の想い出が笑ってて ずいぶん住みにくい街になったな」

くぅ~、まさに呪い!想い出という名の足かせである。超共感。

 
2曲目 スーパースターになったら 

あれ、また別れた女の歌?売れたら迎えに行く的な歌みたい。

「スーパースターになったら迎えに行くよきっと 僕を待ってなんていなくたって

 迷惑だと言われても」

こういう独りよがりって良い。せめてモチベーションになってくれれば生きていける。

 

3曲目、花束 

これは知っていた。有名だよねー。

www.youtube.com

打って変わって幸せそうな歌である。付き合い始めの頃の二人の会話みたいな歌。

爆発したらいいんじゃないかな。

しかし、1曲目2曲目の流れからのこの3曲目。どうも3曲目の女とは別れてるくさい。

 

4曲目 思い出せなくなるその日まで 

www.youtube.com

お、また別れの歌!いいねー、ネガティブ好きだよー。

「私の半分はあなたで あなたの半分は私でできていたのね

それならこんなに痛いのも 涙が出るのも 私だけじゃないね」

今やFacebookやTwitterで相手の動向は簡単に知れてしまうもの。

きっと相手も私と同じ気持ち、と思いたいのもひじょーにわかるが、さて・・・。

しかし、このアルバム面白いな。共感しまくれるわ。

 

5曲目 あやしいひかり 

ドラクエに出てきそうな技である。

これはちょっとボカシてきた感じ。今までのストレートな歌詞ではなく。

あんまり面白い歌詞じゃないと思った。でもやっぱ別れた女の歌じゃね?

 
6曲目 半透明人間 

半透明?スライム状のボディか。

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要するに、別れた女への未練を抱えた状態を半透明だと表現している。

「どうして君は 嫌いだともう好きじゃないと きちんととどめをさして

出て行ってくれなかったの だってそうだろう 終わってもいない事は

忘れられるはずがない」

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!これが骨子じゃないの?このアルバムの。

しかしここまで自分の弱さを作品にさらけ出すのはすごいことだ。

パンツ1丁で人前に立つくらい勇気のいる行為だ。女々しくて良い。

とどめなんてさせるかい、相手も言いにくいわ。

自分が楽になるために相手に求めすぎる傾向があるのではないか?

うーん!共感である!

 

7曲目 チェックのワンピース

やっぱ別れた女の歌。

「君の頼んだものの方がさ 何でも美味しかったり

いつも君の方が正しかったし 別れも仕方ないのだろう」

こいつは自分を慰めるのがうまいのである。見習いたい。

 

8曲目 ミスターパーフェクト

これは好きじゃない。

別れた女のことを考えすぎて自分を否定的に考えてしまいすぎて、

結果壊れてしまった人みたいな歌に聞こえる。病み系。

優しすぎるとか言い方はあるだろうけど、頼りない弱い感じ。

でもそういう弱さを晒すパンツ1丁的な魅力がこのバンドなんだろうな。

 

9曲目 こぼれ落ちて

おお、8曲目で感じた弱さをあらわしたような歌だった。

自分自身の弱さと、変わっていく自分をうたった歌だ。

「この変化に名前を付けたら きっと大人だって どれだけもがいても」

この人いくつなんだろう。

 

10曲目 リッツパーティー 

ちょっとショックなニュースを発見、知らなかった。

www.asahi.com

モンデリーズは世界的菓子メーカーで、ヤマザキと契約をしていた。

で、ヤマザキの子会社ヤマザキナビスコが日本向けアレンジをして販売したのが、

「リッツ」である。沢口靖子でおなじみの。リッツパーティー。

今年ヤマザキとの契約終了となり、ヤマザキナビスコ製のリッツは製造中止に。

モンデリーズ日本法人が販売を行うが、製造や販売体制は未定。

ただ、ヤマザキナビスコ(契約終了後はヤマザキビスケットに社名変更)が、

リッツの競合商品の販売を行うだろうと記事では触れている。

全く同じ製品の販売を期待したいところ。

さて、楽曲の「リッツパーティー」であるが、おっと行数が足りないのでまた今度。

 

11曲目 電車の窓から

環境が変わって人間関係も変わって自分も変わっていってしまうとき、

感じるもの悲しさを歌った歌。欲しくて手にした切符はメジャーデビューか。

この人は寂しさをうたわせたら似合うなと思う。

アルバムも終盤になり、女のこと以外も歌えるところを見せられた気分である。

 

12曲目 幸せ

アルバムラストの楽曲である。

紀貫之的アプローチ「男もすなる日記といふものを女もしてみんとてするなり」

Acidblackcherryのyasuは女の目線で歌詞を書くことで切なさを表現できる、

そういうニュアンスを言っていたと思う(もっと下品な言い方だったが)

これは成就していない男女を女視点で書いていると思われる内容だが、

どうにもならない気持ちは、昇華させないと、行き場のない気持ちに殺される、

と私は思うのだ。

「最初からあなたの幸せしか願ってないから それが例え私じゃないとしても」

そういうせつなーい系の歌。

 

まとめ

失恋アルバムといってもいいくらい、一貫したテーマになっていると思った。

と思い、wikiで調べてみるとバンド名の由来がまさに、であった。

以下wikiからの引用。

バンド名は「付き合っていた女性をバンドマンにとられた。

彼女にとって、振られた自分はback number(型遅れ)だから」 という意味

引用終了。

って、自己紹介アルバムだったのね、というオチ。メジャー1作目ゆえに。