nowayのブログ

人間関係はミニマリストなnowayな私が省エネに生きる様を面白くお伝えできたらと思って書いていきます。

ヤフオクの説明文が面白い ヴィンテージカーとスーパーカー

disってんのか本気なのかわかんない説明文が熱い。

 現在ヤフオクは20周年大感謝祭と題して旧車のオークションを開催している。

車好きなら誰もが知ってるレアな車が出品されている。

ただこの説明文、なんだかとっても癖があって気になる。

なんというか全体的にダサくおっさん臭くて可愛い。

その中から気になったものをピックアップ。

トヨタ2000GT 価格1億円!

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オンリーワンの宝石
総生産台数337台。その中で「後期型」と言われる1969年以降に発売されたモデルが今回の出品車。
現存する台数が少ない中で、この個体はさらにめずらしく、おそらく世界に1台しか存在しないカスタマイズがなされていることが特徴だろう。
国産ヴィンテージカーの中で、長きに亘って宝石のような輝きを保ち続けるこのクルマ。できるだけ生産された状態のまま保存することが定石とされる中で、ボンネットを十数センチ延長し、エンジンの熱を逃がすための穴を左右のフロントフェンダー(延長に伴って製作されたワンオフのパーツだと思われる)に開けるという思い切りの良さに驚く。
そしてさらに前後のフェンダーにフレア(曲げ)を施すこだわりぶり。躊躇なく独創のアレンジを与えている蛮勇ぶりに敬意を表するしかない。

蛮勇とは?

理非を考えず、むやみやたらに発揮する勇気。向こう見ずの勇気。

フォードマスタングカリフォルニアGT 798万円!

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日本亜米利加化計画・その壱

あいにく、ほの暗い倉庫での対面となったのだが、それでも金色のボディは一層輝いていた。太陽光の下で眺めたらたいそう美しいに違いない。あのバンドのボーカル氏も「イィィィィネ!」とキメポーズを取るだろう。名前の通り、カリフォルニア地区のディーラー限定で1000台のみ発売されたのがこのモデル。サイドの黒いストライプやリアフェンダーの豪快な筆記体エンブレムなどがスペシャルな証拠。当然のようにATなのもアメリカっぽくていい。「アメ車=大きい」の先入観からサイズの心配をしていたのだが、あとで調べてみたら現在のクラウンより少しだけ小さいというのだから驚く。ベタだとわかっていても6.6リッターのエンジンをゆったり回しながら海沿いを走りたい。

 

 ダイハツコンソルテクーペGR 79.8万円

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究極の「じゃない方」

お店の中を物色しているとき、視線の片隅に映るこのクルマはヴィッツのご先祖・2代目トヨタ パブリカのSTだろうとずっと思っていたのである。しかしよく見ればグリルの真ん中に燦然と「D」のマークが輝いているじゃないか! 「ううううううわ、え?こここコンソルテ!?」
昼間にすっぴんのホステスを見たような驚き方だったと思う。正直、レアすぎて腰が抜けそうになったのだ。こんなに素晴らしいコンディションの、しかも珍しいスポーツモデルのGRに出会うなんて今世紀初。だいたい「トヨタとの提携」というオトナの力学により生まれた双子の「トヨタじゃないほう」を選ぶなんて、ダイハツの関係者でもない限り浮かばない発想だ。絶滅したと思っていた動物がまだ生きていたような話。さすがダイハツお膝元の街・大阪。漢気を見た気がしたものだ。

 
 感想

カー雑誌ってお読みになられたことあるだろうか?

読者層が変わらぬまま昭和~平成を生き抜いてきたかと思わせるくらいに、

いにしえ感が漂う絶妙なダサさと緩さをもつ文章が飛び交っている。

そんな系譜を感じずにはいられない、今回のヤフオク説明文だった。