DIY:自分でビジネスシューズのかかとを補修してみる 「サンスター くつ底補修材」
靴やカバンのリペアをしてくれるミスターミニットにかかと補修を依頼すると、
3000円近くすることから、自分で補修したらどうかと思ったのがきっかけ。
紳士靴の修理:かかと(ヒール) | MISTER MINIT
プロの仕上がりは綺麗だけれど、お値段もそれなりにする。
多少の失敗をしたとしても、まあ靴のかかとだし見えにくいはず。
などなどを考えて、以前からちょくちょく自分で補修をしてきた。
今回は写真入りで手順なんかを見てもらえればと思う。
そして今回の結論は、もう自分でやるのは疲れたから、お金払う、だ(笑)
市販されている補修キット
私は、サンスターから出ている「くつ底補修材 黒」を使っている。
お値段1500円。1本のチューブ内に熱硬化性の粘性のゴムが入っていて、
繰り返し使うことが可能。6回くらい使える感じだ。
チューブのゴムはお湯やドライヤーで5分程度加熱すると固まる。
固まれば靴のかかと補修は終了。だいたい片足で10分程度の作業時間かな。
現物はこんな感じ
まあまあ使い込んでいるのが見てわかるだろうか(笑)
中身はこんな感じ。
左上は手袋。手が汚れない配慮が良い。
隣のチューブにゴム材が入っている。
透明の細長いものは、靴底に貼り付けて型として使う。
その隣の白いものはヘラだ。
黒いのは紙やすり。靴底を軽く研磨してゴム材のノリを良くする。
木の挟みは、靴を固定するもの。
あとは取扱説明書の類。
かかとのすり減り具合
割とイっちゃってる感じだ。
というか、この靴は乱暴に使っているけど壊れないなあ。
私の仕事柄、客先での打合せ時にスリッパに履き替えたりが頻繁に行われるため、
良い靴を履いていくと、靴紐をほどき、片足ずつ丁寧に脱ぎ履きしないといけない。
履くときも、かかとを潰さないように靴べらを使って履き、靴ひもを結ぶ・・・。
お客が目の前にいる状況も多く、業種的にそうした丁寧な仕草が好まれにくい為、
パッと脱いで、パッと履ける、1万円以下位の靴、が重宝するのだ。
まあ、そういう事情だから、安い靴の修理のために、ミスターミニットで、
3000円程度を払って都度補修をしていたら、何だかもったいない気になったのだ。
かかとを固定する
先ほどの透明の細長いものは、かかとに巻き付けて使用する。
かかとのすり減っていない面を基準にして、型を作る感じだ。
私の家にはなぜかセロハンテープが無いので、ガムテープで代用。
よって、見た目が美しくない。まあご愛嬌ということで。
ご覧のとおり、すり減ったかかと部分がへこんでいるのが分かると思う。
ここに先ほどのチューブのゴムを流し込むのだ。
流し込む
まずはこんな感じにチューブのゴムを置くように。
写真に撮り忘れたが、白いヘラで平面にならす。
ある程度の妥協は必要。こんな感じでいいでしょう!
お湯を入れて固める
ティファールで沸かしたお湯を用意して、トップ画像のケース展開すると、
写真のように靴のかかとを固定することが出来る台座になる。
台座内にお湯を注ぎ込むと、靴のかかと部分だけがお湯に浸る設計になっている。
あとはこのまま5分待つだけだ。
その間にもう片方の靴のかかとも同じ手順で補修しよう。
完成
ごらんのように、補修したての状態だと光沢が目立つように感じるだろう。
しかし、地面に置いて写真を撮ってみるとこうなる。結構目立たない。
そして、使っていくと光沢がなくなりゴムが馴染んでくる。
結果、まあ特に目立たないようになってくるのだ。
まとめ
しかしながら、私はいささか疲れてしまった。
というのも、このチューブ3か月くらい放置していたら中で固まっていた。
千枚通しで固まった部分に穴をあける作業中、精神的に疲弊した。
最近仕事が忙しいこと、以前のようにかかと補修に時間を割くと、
眠る時間に影響するほどに多忙を極めている。
こうなってくると、睡眠時間>かかと補修費用である。
補修にたいする対策としては以下のように複数の案がある。
1:靴のかかとの減りは複数の靴を持つことでかなり延命できる。
2:懸念の靴の脱ぎ履きが頻発する客先訪問時には、安い靴かもしくは、
モンクストラップの靴を履いていけばよい。
3:ダイナイトソールなど耐摩耗性に優れたゴム底靴の採用
など、対応策も様々に考えられる。
ということで、長らく自分でかかと補修することは楽しいものがあったが、
忙しくなってきたこともあり、本製品をリピートはしなだろうなと思う。
しかし、地味に節約効果があることは間違いない。
おススメ製品である。